この箪笥は東北地方の米沢箪笥と言われるもので、10年程前に縦好きから昔の和箪笥が欲しいと言われ、骨董屋を巡って購入したものです。
以前から「クロワッサン」等の和の物を取り入れたインテリア特集をファイリングして眺めていましが、最初は箪笥の種類(産地)など全く知らず、取りあえず骨董屋に行けば何とかなる位にしか考えていませんでした。
ところがまず和箪笥のある骨董屋がどこにあるか判らず、人に聞いて行ってみると、今度は和箪笥と言ってもピンキリで、産地も色々、木の種類も栗、欅、杉など様々で何がなんだか判らず説明だけ聞いて帰って来ました。
家であれこれ考えても結論は出ず、結局デザインと価格重視で決めるしかないのかなと思いながら二回目に店に伺った折、たまたま福島県のうぶ出しの業者が真っ黒に汚れた一竿の箪笥を持ち込んで来ました。そのすすけ方といったら素人の私達にはびっくりするくらいの汚さなのですが、骨董屋の店主は一目でこの箪笥は手が入っていない(事前の修理)良いものだとわかったようです。
「磨き上げたらイイ木肌が顔を出すよ」という店主の言葉を信じてこの箪笥に決めたのですが、納入の日に見てびっくり、本当に綺麗な箪笥に変身していました。
その後、色々と勉強をしていくと、この箪笥が米沢地方の長井地区のもので、金具もあまり見かけない牡丹の様な図柄だと判ってきました。
本来は衣装箪笥ですが、LDKに置いてあれこれ入れて使っています。奥行きも深さも充分にあるので、綺麗なだけでなくとても重宝する優れ物です。




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