車神社

私は大体、年間に2万5千キロから3万キロ近く車の運転をしています。
なので、交通安全祈願の為に、東三河・新城市富岡地区に在る全国でも二社しかない可成り珍しい神社名『車神社』に御参りしてきました。
四百数十年にわたり地域の守護神として、又、江戸時代には三河の国・吉田宿から遠江・大野宿、奥山半僧坊へ繋がる峠道を行き交う旅人の安全を見守っていました。


歩いて伺う場合は、道路脇は参道から石の鳥居を潜って正面から行きますが、私は車で行ったので神社横の小高い丘の上の駐車場に車を停めて行きました。
初夏になると富岡地区から奥に行った中宇利地区の慈廣寺の蓮の華の撮影によく来ていたので、前から気にはなっていたんですが伺うのは今回が初めてです。




境内に向かうと季節がら「茅の輪」が設けられていたので、序と云ってはなんですが「茅の輪くぐり」の神事を体験させていただきました。




車神社の名前の由来を読んでみると、社紋の車輪は神道の太陽神、仏教の宝輪を意味し、祭神の大日霊尊(おおひるめのみこと)は、馬車で天をかける日天と繋がり、社名、社紋、祭神が車に関わるのは全国唯一だそうです。
まさに車の交通祈願に一番相応しい神社だと思いました。



又、神社の裏には、いにしえより残された鎮守の森(ひるめの杜)が在ります。
設置された看板を見ると数多くの野鳥が生息するようで、この日も幾つかの野鳥の鳴き声を聞きました。
そういった意味では、癒やしの空間とも言えるのではないでしょうか。

















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