お釈迦様が蓮の花を台座にお選びになったのは、
        花と同時に種をつけるからだそう。
        花を眺めていたら
        お寺の方がそんなことを教えて下さいました。
        仏教には疎い私ですが、
        こんな話もたまには面白いものです。

お釈迦様に1本でいいから本物の蓮の花を生けて差し上げたい。そんな気持ちから、いつのまにかハス寺と呼ばれるようにまでなった妙躰寺(みょうたいじ)。今では70種類もの蓮が順次咲き誇っています。
蓮は池に植えると根が交配して強い種が勝ってしまい、全て同じ品種になってしまうそうです。その為、このお寺では池ではなく、一鉢ごと品種別に植えてあります。大きな鉢ですが、それでも蓮の根にとっては小さな空間。根が腐って傷んでしまうので、翌年の花は株分けして、また一から咲かせるのだそう。


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聞いたことがあるかもしれませんが、楊貴妃も愛飲したといわれる蓮のお茶。このお寺でも飲んでいるそうですが、蓮は葉が命。ここからたくさんの栄養を根に送っているのだそう。ですから、役目を終えてしぼみ始めた葉をあり難く頂戴してお茶として使うのだそうです。
今年は少し花が遅めなので、まだまだこれから見頃だそうです。蓮は朝8時〜10時頃から咲き始め、夕方には閉じるそう。お釈迦様が選んだだけあって、この世のものとは思えない美しさ。どうぞ朝早く出かけて一度ご覧になって下さい。
一口メモ 私たちが食べているのは食用レンコン。お寺の蓮は花レンコン。

法華宗 妙躰寺(みょうたいじ)
愛知県新城市平井字地官15-2
2006.07.01現在


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