中央アルプス

 

南アルプス

中川村の陣馬形山の山頂からは360度の眺望が広がり、東に南アルプス、西に中央アルプス、天候条件等が整うと北アルプスまでを望むことが出来るそうです。(無料の双眼鏡が設置されています)
眼下には古くから暴れ天竜と呼ばれ村人から恐れられた天竜川が蛇行を繰り返しながら南北に貫かれ、その両側には伊那谷が広がっており、伊那谷随一の景観が楽しめます。その昔、戦国時代には武田軍のノロシ台があったとも伝えられています。



後ろに中央アルプスを望む美術館

素晴らしい眺め

住むことのなかった鈴木ッ氏の自宅

画家・詩人であった鈴木ッ氏の構想を元に建築された美術館と自宅。
特に私が興味を持ったのは自宅の方。残念ながら鈴木ッ氏がこの自宅で暮らす事はなかったそうですが、洋の外観から受けるイメージとは異なって、中には茶室風の和室もあり、雪見障子が組み込まれた円窓からは桜の枝越しにアルプスの山々が望めます。襖の柄には斬新な市松模様をあしらい、引き手に焼き物を使うなど現代和風の趣に暫し時の経つのも忘れてしまいました。
この日は遅咲きの山桜が花びらを散らしていましたが、赤茶色の新芽をつけたばかりのシンボルツリーのホウの木が花を付けたら雪山に映え素晴らしい眺めになる事でしょう。







村内のどこからでもこの中央アルプスの美しい山々を眺める事ができますが、その中でも一段と眺望の良い場所にある望岳荘の敷地内にある「いろりなかがわ亭」
地産地消に取り組みつつ、村の特産品である赤ソバで村おこしを計画し、当サイト蕎麦の細道でも取り上げている名古屋の紗羅餐に通って技術を習得した方が蕎麦を打っています。
普通の蕎麦粉で打った蕎麦の方が黒く、白っぽい方が赤そば。写真は別々にあげていますが、天ざるセットには赤そばの豆腐が付きます。
この店での一押しはおいしい話でも紹介した五平餅。これぞ地産地消で全て中川村産。ハチミツが隠し味でふか〜い味わい。蕎麦つゆにもハチミツが使ってあるようです。
望岳荘にはお風呂もあるので山の景色を堪能した後はここでさっぱり汗を流すのもいいかもしれませんね。


長野県上伊那郡中川村大草4489 望岳荘敷地内 TEL:0265-88-2033
営業時間 昼の部 午前11:00〜午後3:00 夜の部 予約制 定休日 第2・4 水曜日
2010・05・04現在

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