新城市一鍬田字西上ノ平地内

新城市で一番の早咲き桜として知られ県道69号線、今水橋近くの通称「今水桜」と呼ばれる古木です。
幕末に八名井地区に住んでいた宮城八百作さんが明治を祝してここに桜の苗木を植えたのが始まりです。元は宮城宅の南東門に植えられていた桜の古木の子孫です。
村で一番早く咲き、やや小さめで美しい花が珍しいと枝を接ぎ木して植えられました。従って親桜から数えると数百年の時を経ている訳です。
明治、大正、昭和、平成の時代を八百作、新太郎、茂さん親子が大切に育てて来ました。推定樹齢は130年〜150年位と伝えられています。樹高18M、幹回り1.9M、根周り1.3M。桜の品種は江戸彼岸桜とも小彼岸桜の変種ではと2つの説があります。
今水(いまみず)のいわれは、ここから少し南に行った所の吉祥山の中腹に弘法大師を開祖とする今水寺と云う大伽藍が在ったそうで、そのお寺の名前にあやかったとの事です。
2012・03・29現在 2019・03・23加筆修正

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