立派な案内板が出迎えてくれます

結構な広さと深さがあります

お菓子と喫茶 Dodoの帰りに立ち寄った豊田市民芸館で、百々町(どどちょう)の町名の由来を伺っている中で、その存在を知った『百々貯木場』。木材商・今井善六氏が大正7年(1918)6月に竣工した施設です。
彼が水中貯木場を建設した目的は、矢作川上流で買い付けた材木を、筏や丸太のまま流してこの貯木場に集め、筏に組み替えたり、木材を陸揚げする事なく集積する事、洪水時の流材を防ぐ事、夏場に木材の割裂を防ぐ事などがあげられます。
又 併設の製材所で木材加工もしていました。この貯木場は、山間部で伐採された材木を 矢作川の流れを利用して搬送する「川狩り」の中継地点として、河川運輸が盛んであった当時の面影を残しています。河川中流域に造られた「水中貯木場」としては日本で唯一の遺産であり、日本の近代化を知る上で非常に重要な土木構造物としての意味合いを持っています。
昭和5年(1930)上流に越戸ダムが建設される等した為にその役目を終えました。その後、平成9年から豊田市が指定文化財として管理運営しています。 駐車場はありませんが、矢作川の堤防沿いには駐車が出来ます。  2016年1月31日現在


後年は洗濯場として使われていました

水門の向こうに見えるのが矢作川です

鉄製の階段が残されています
製材所跡です

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