日本最古の二宮金次郎像
昨年10月21日から開催された「かけがわ茶エンナーレ」で訪れた大日本報徳社。この会社、江戸時代末期に貧困に喘ぐ600もの農村を再建したと云われる二宮金次郎(本名:尊徳)の「報徳の教え」を広める為の全国組織の本社です。
二宮金次郎像と云えば、小学校の校庭の片隅に必ずと云ってよいくらい建てられていました。ところが最近は「歩きスマホを助長する」等の見当違いの理由から全国で撤去の動きが進んでいるようです。全くもって言い掛りも甚だしいです。「報徳の教え」の意味を思い出してほしいと思うのは私だけでしょうか。


この前芝小学校の金次郎像は1924年に建てられ、学校に在る金次郎像としては日本最古のモノです。その後、石材加工で有名な岡崎市の業者が1928年頃から全国に普及させました。薪を背負い読書しながら歩く姿が一般的ですが、この初代金次郎像は薪ではなく竹製の魚籠です。豊川の河口に位置し、三河湾に面する前芝が漁村だった事に由来しているそうです。
豊橋市前芝町字西堤30番地 2018.03.04現在


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