長野県下伊那郡阿南町東條に在る「千木の親桜」。千木天満宮の敷地内にある千木集会所と裏の鉄工所建物との狭い間に静かに佇んでいます。
全国的にもその名が知られた京都の桜守り、佐野藤右衛門氏が樹齢700〜800年と見立てた彼岸桜です。
2009年3月に出版された「一本桜の里」では「かなり樹勢が弱っていて、花も余りつけない」と書いてありましたが、佐野氏から管理保存状態が悪いと指摘をされ、地元の皆さんが保存に力を入れ始めた事により、今では見事な花を咲かせています。この親桜の半径500M範囲内に親桜を見守るように株分けされた樹齢120〜150年の子桜が5本植えられていて見事な花を咲かせており、これら6本を合わせて「親子桜」と云われているそうです。

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