次に向かったのは長野県南伊那郡阿智村。峠の途中にある阿智村農事組合が経営するそば処『おんびら』にて昼食を済ませる。 冬はスキー客で賑わう、ヘブンス園原の駐車場に車を停め、送迎バスに乗り換えて、『駒つなぎの桜』を観に行く。 この桜は江戸彼岸桜で樹齢300年と言われている。樹高16M、幹囲5.5Mの堂々とした姿で、旧東山道と林道との分岐点に近い水田の端に聳え立っている。村の言い伝えでは、源義経が都から奥州に下る時、馬をつないだといわれている。 但し、現在の桜は樹齢が約300年と時代が合わないので、ひこばえではないかとの事。 「ひこばえ」とは、木を切った後の切り株や、風などで倒れた木、朽ち果てた老木から出て来る新しい芽の事を言う。 満開に咲いた桜の枝振りが、水田に映る姿はひと際美しい。 来年はライトアップした姿に挑戦。
|