蕎麦 みづ乃

多治見市希望ケ丘3-12
0572-56-6000
営業時間
11:30〜17:00
売切閉店
夜は予約制
定休日 月耀日
祝日の場合は翌日休
駐車場 3台アリ
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2018.10.06現在

2017年1月、恵那市岩村町内に在る、特別養護老人ホーム、ハートウィング内にオープンした「手打ち蕎麦・風心」
多治見市で名店と謳われた「魚魚屋」を営まれていた水野さんが、レストランカフェの厨房を活用する形で蕎麦屋を始めました。
しかしながら、場所柄多くの方が来店する事はなく、その為、自分の考える蕎麦を打ちたくても、自家製粉設備に対する資本投下は会社に認められませんでした。
理想と現実の狭間の中で1年間頑張ってはみたものの、理想の蕎麦に対する思いは捨てきれず、そんな折、カフェで提供する洋菓子を監修している「kihachi」の熊谷喜八氏との出会いが、もう一度自分の蕎麦屋をオープンさせたいという水野さんの背中を強く押してくれたそうです。
今年1月、会社に退社を申し入れるも引き留められ、漸く6月に退社、8月下旬の開業に向けてスタートを切ったそうです。







明るく広い店内


自家製粉のそばがき

大海老2尾と南瓜

細切りの蕎麦

別作りのそば湯

シュークリーム&珈琲

お店は住宅街の中の個人宅を改装しているので、入口の門と暖簾が無ければ、それとは気づきません。
玄関ドアを開けてそのまま中に入ると、白い壁と天井の高い部屋が、ルーフトップからの優しい光と出窓からの採光を受け、明るく清潔感溢れる空間となっています。
流石、陶都・多治見らしく店内のそこここには素敵な美濃焼が飾られていました。
お願いしたのは大海老天ざる@1470円とそばがき@750円。
先ずはそばがき、自家製粉になったので風心の時よりも粗挽きになっており、箸で切れる位の粘りで美味しかったです。
天ぷらはカラッと揚がっていて、海老は身が大きくて食べ応え充分。
肝心の蕎麦は信濃1号の丸ヌキを外一で打ち、極細に切り揃えられていて、辛口の漬け汁とよく絡み相性も抜群。
食後はkihachiのレシピで作ったシュークリーム@230円と珈琲@420円を注文。
こちらも美味でしたが、「手打ち蕎麦・風心」で洋菓子作りを任されていたからこその賜物です。人生に無駄な事はないと言いますが、美味しいシュークリームを頂く事ができるのも水野さんが回り道したお陰です。
因みにケーキ類と飲み物をセットで注文すると100円引きになります。同じ時間帯に来店されていた女性客2名は、お土産にシュークリームを購入されていました。
個人的な好みを云うと、蕎麦はもう少し太い方が、噛み応えやのど越しを良くしてくれる様に思います。そして、要望として自家製粉になった今だからこそ数量限定でも良いので、星が見える程の粗挽きの粉で十割田舎そばを打って欲しいです。
後はそば前として出し巻玉子もあればもっと嬉しいですね。


追記


新そば、外一

そばがきぜんざい

前回頂いた蕎麦は、信濃1号の丸抜きを自家製粉したモノでしたが、今回の新そばは茨木と北海道のブレンドを挽きぐるみにした田舎そば仕立てです。甘皮の甘みが辛い漬け汁で一層引き立っていました。ぜんざいに入っていたそばがきは、信濃1号の丸抜きで作られていたと思います。甘さ控えめなので、男性でもOKです。10月13日現在。


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