2006年7月に手打ちそば懐石の店 「春秋山荘 蕎麦高月」に変わりました。
2013年8月末をもって、三条神宮道へ移転しました。075−708−8278

蕎 麦 の 細 道

春 秋 山 荘
しゅんじゅうさんそう



 
京都市山科区安朱稲荷山町6
TEL:075-501-1989
営業時間
12:00〜14:00 要予約
17:00〜21:00 要予約
定休日:月曜、火曜
外二
石臼挽き自家製粉
長野県安曇野産
04・04・04現在

店の全景
看板
囲炉裏
自在鉤が下がる囲炉裏端

京都・大文字山の山裾、毘沙門堂の参道を脇道に沿って奥に進むと右手に『そば箱膳・春秋山荘』が見える。現在の建物は昭和54年に琵琶湖北部、伊香郡木之本町より移築された欅造り、葦葺きの民俗資料建造物で、ピーター・クリナウェイ監督の「枕草子」や「宗家の三姉妹」等の映画の舞台にも使われたそうだ。
拘りの主人は素材にも拘り、玄蕎麦は信州安曇野の契約農家から仕入れ、丁寧に石臼挽きし、相性の良い安曇野の水で外二の麺に仕上げる。ダシを取る素材も最高級の利尻昆布を使い、鰹も高級料亭で使われる本枯節を惜しみなく使う。醤油は小豆島の正金醤油を贅沢にブレンドした物を使い、塩、砂糖にも気を配る。

昼も夜も基本になるのは、箱膳で出される料理で、鰊の煮たもの、そば豆腐、丁子麩のぬた、蒸した大根の炊いたもの、昆布のつくだ煮、山椒とじゃこを混ぜて瓢箪の形に抜いたご飯、口直しに黒蜜たっぷりのそば寒天、最後に外二の蕎麦が出される。
夜の部でゆとうふを注文すると100%滋賀県産の大豆を使い、手間暇掛けた絶品の豆腐を、これまた食通の間では有名な伊賀の土楽窯(福森氏)の黒鍋でいただけるとの事だった。
『スローライフ、スローフード 冬は寒く夏は暑い自然のままを味わってください。 時間がごちそうなのです。』大人の隠れ家的お店でこの言葉が総てを語っています。
あえて私の感想は書きません、ご自分の五感の総てを使い感じてみて下さい。
そば箱膳1700円、そばの追加600円。

そば箱膳 瓢箪型に抜かれたじゃこ飯 黒蜜タップリのデザート 外二の蕎麦

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