店の外観

 
奈良県高市郡明日香村飛鳥66-1
TEL:0744-54-3218
営業時間 11:30〜14:30(売り切れ御免)
  営業日:木・金・土・日曜日及び祝祭日
*祝祭日が月〜水曜日の場合は
木曜日が振替休日となります
石臼挽き自家製粉
十割
06・11・25現在

日本最古の仏像が安置される、奈良県明日香村の飛鳥寺と道路を挟んだ向かい側にある「山帰来」。
自分が生まれ育った故郷、飛鳥の地で大好きな蕎麦を皆に食べて貰おうと一念発起した御主人がサラリ−マン生活の後に始めたお店。修業先は名古屋にある服部氏が主宰を務める「そば工房・沙羅餐」。当初は、二八と十割があったようだが、現在は十割のみにメニューを絞ったようだ。
今回食したのは、ざるそばセットとお品書きには載っていない海老天そば。ざるそばセットはざるそば+だし巻玉子+そばだんごで1500円とリーズナブル。そばは細く切り揃えられ、歯応えと腰の強さがしっかりと感じられるもの。生粉打ちにしては、ノド越しもスッキリとしている。友人の陶芸家に焼いて貰った皿には円の溝を彫り麺の水切り具合も丁度いい感じ。漬け汁もこの麺にマッチしていて美味しい。
だし巻玉子は薄味で焼き上げ、付いてくる醤油で調整出来るようになっている。そばだんごは、そば、抹茶と紫イモの三種類で、上から掛けられているこしあんは甘さは控えめだが、これ位が丁度いい。あまり抹茶と紫イモが主張していないと思ったら、入れる量の配分を蕎麦の風味が負けない程度に抑えてあるとの事。海老天そばの汁も上品に纏められていて相方の好みの味。最近かけそばを好んで食す相方の評価も高かった。


ざるそばセット
ざるそばセット

そばだんご
ざるそばセットに付くそばだんご

海老天そば
メニューにない海老天そば

海老おろし
海老おろし

左の画像は、今年5月に「キトラ古墳と発掘された壁画たち」を観に行った時に相方が食した海老おろし。さくら海老の天ぷらとかいわれ大根をトッピングしたモノ。さくら海老の塩がいい塩梅になっていて、女性陣一押しのメニューのようだ。
この時は、突然の大雨にお店に上るのも遠慮したくなる程のずぶ濡れの状態となり、とても食を評価する気分では無く、ただ食べただけになり今回の再訪問となった。その時も濡れている私たちにタオルを用意してくれたり、色々とこころ配りをして下さったりとホスピタリティーに溢れる奥様の配慮にも感心した。そんな事もあった関係で、今回も顔を思い出してくれるなど益々嬉しさがこみ上げ、叉、訪ねてみたくなるお店だ。


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