静岡市葵区の安倍街道を北上した津渡野に今年4月に開業したばかりの「笊蕎麦 つど野」 いつも多くの情報収集をしているサイトで8月に発見し、色々とネットで調べてみると、店主は長坂町の名店「翁」の流れを汲む伊豆・松崎町の「小邨」で修業したとの事。これは期待出来るぞと尋ねる事にした。 Google地図で検索すると白髭神社のすぐ近くだが、安倍街道を走っていて目印になるものは「そば」と書いた小さな看板だけ。そこを入り少し行くとまた別の小さな道案内の看板。その看板に従って細い道を進むと新築したばかりの大きな建物が見える。まだ店内には木のいい香りが漂っていた。 メニューは、ざる蕎麦と焼味噌のみと至ってシンプル。出てきた蕎麦は、さすがに翁の系譜と頷いてしまう程で、エッジも綺麗で、しなやかな中にも腰の強さは満足のいくものだった。漬け汁も鰹の旨みがしっかりと効いて、そば湯で割って飲んでも美味しい。そば湯は茹で汁タイプ。 開店前に外で待っている時、犬の散歩をしている近所の人が通りがかって、すでに6回もつど野で蕎麦を食べている、日曜日はすぐに売り切れて早仕舞いになると教えてくれた。近所の人に愛されている店だというのがよく分った。すでに人気店で、お客さんがひっきりなしに来ていた。接客も気持ち良く、お薦めの店だ。
もり 840円 酒肴 焼味噌 210円
|