このCORIPPOは、６年位前、お隣の岩倉市に住んでいた時に一度だけ来た事がある店で、その頃は出来立てで白っぽかった記憶があります。まだまだ今の様にお洒落なカフェがあちこちにある時代ではなく、とても印象的な店でした。その後、中々行くチャンスがなく、結局そうこうしているうちに豊橋に帰って来たので、もう一度行ってみたいという思いに駆られ、今回岐阜のお蕎麦屋さんに行く前にちょっと立ち寄ってみました。
久し振りに来てみると、外の木が大きく育って、以前よりお店の外観が見えなくなっていて、店内も床や壁がいい色に落ち着きを増していました。以前午後２時か３時頃に来た時は、お客さんが若い人ばかりで、ちょっと私たちには若すぎる？と思った気がするのですが、今回朝の９時に来てみると、どちらかというとモーニングサービス目当ての年配の方ばかりで意外でした。

この愛知県一宮市はモーニングサービスの激戦地なのだそうです。かつては私の住んでいる豊橋もそうでしたが、一時は変わった物を出す事を競っていた時代もあって、どこどこの○○という店はモーニングにうどんが付きますなんてのをテレビでよく見かけました。もちろん、基本は珈琲とトーストに茹玉子ですが、それにうどんが必要がどうかはとっても疑問でした。
お店は地域性が色濃く出ますが、周りが畑という立地条件のこのCORIPPOは、朝早く一仕事終えたお百姓さんが帰りに珈琲を飲んでいくのかもしれません。そんな時はやっぱりモーニングサービスがあった方がありがたいに決まってます。１００％お洒落な店も魅力ですが、ご近所さんは大切にしなければいけません。この店のモーニングサービスはオーナーさんの優しさの現れかもしれません。
お昼頃から、お客さんががらっと入れ替わって、若い人たちでいっぱいになるのでしょうが、ほんの束の間、懐かしい思い出の地で過ごすことができました。