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2005年11月、長野の善光寺門前に話題のスポット「ぱてぃお大門蔵楽庭」がオープンしました。
その中の建物の2階にある「ギャルリ・カフェ 夏至」 このお店は「ぱてぃお大門蔵楽庭」の完成より少し早い2003年に先行オープンしたそうです。
「ぱてぃお大門蔵楽庭」は、大門地区の空地の一角が売却されるという話が持ち上がり、こんな場所にマンションが建設されたらたまらないという周辺の地権者が立ち上がってこの土地を買い取り、それに伴って長野市商工会がこの一帯の再生をしてできた蔵造りの建物が並ぶ商業スペースです。
「夏至」には帰りに立ち寄る事にして先に善光寺参りをしたのですが、国宝善光寺本堂再建三百年の記念行事が開催されていたせいかお寺の駐車場へ続く道が大渋滞で、仕方なく1.5Km程手前の駐車場に車を停めて歩いて行きました。
この日の長野は気温が高く、汗もしっかりかいて歩き疲れてしまいましたが、白壁と黒褐色の床のコントラストが凛とした空気感を醸し出した「夏至」の空間は別天地で、開け放たれた窓を通り抜ける風はまぎれもなく秋の風でした。古民家そのままの天井の梁や壁と、店主の眼を通してセレクトされたセンスの良い道具や器たちはお互いを引き立て合っている様で、ディスプレイに使われている昭和の初めの棚や机もいいアクセントになっていました。
私は一杯出しのアイスコーヒー、相方は自家製の赤しそジュースを頂きましたが、疲れた体に沁み渡る様で、のんびり寛ぐ事ができました。特にこの赤しそジュースを相方はかなり気に入ったようでした。
お店の方と長野市の事などで少しお話をしましたが、高層ビルがなく、まだまだ空気も綺麗で空も高いと仰っていました。その言葉から長野市に対する愛情がひしひしと伝わってきて、この美しい街を守る為に町の人は一丸となって開発と戦ったのだなと改めて感じました。この「ぱてぃお大門蔵楽庭」は街のシンボルであり、街の人の誇りでもある様な気がします。



 


ギャルリ・カフェ 夏至

長野県長野市大門町54 ぱてぃお大門2F
026-237-2367
11:00〜18:00
火曜定休 + 企画展前後の水曜休
HP
表参道もんぜん駐車場割引有
2007.10.07現在

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