先日横好きが日記に書きましたが、今年は珈琲だけでなく、紅茶・中国茶・日本茶といろんな茶葉を扱うお店を訪問したいと思っています。その第一弾が昨年から行ってみたいと思っていた、日進市の中国茶専門店 Tea Bar 碧落。既に色々な所で紹介されていますが、ガラス張りの斬新なデザインがひときわ目を引く建物で、中国茶の店と言っても、いわゆるアジアっぽい雰囲気は微塵もなく、店内はモノトーンで纏められ、大人の空間といった感じです。
眺めのいい大きな窓に向ったカウンター席が一番人気ですが、6席のうち両サイドの2席ずつに女性客が座っていたので、私たちはテーブル席へ。中国茶をお店で飲むのは初めてなので多少の緊張感はありましたが、オーナーがお茶道具一式をワゴンに乗せてテーブル席まで運んで来て、自分で入れるかお任せするか聞いてくれるので、お任せしました。
流れる様な手さばきは素早く優雅で、まるで手品でも見ている様。早くて一回では覚えられません。その後、ニ煎目からの入れ方を説明して、オーナーはカウンター内に戻りましたが、外の眺めを楽しみながらお茶を飲んでいるお客さんの妨げにならない様、横の小部屋へ入って行きます。このちょっとした心遣いのお陰でお客さんはお茶をお代わりしながら、思い切り寛ぐ事ができます。
横好きと違って私は珈琲は飲まなくても平気な人で、飲む時はミルクもお砂糖も入れたいタイプ。太るだなんだと気にしながらお砂糖なしにするくらいなら、いっそお茶の方がいいとよく思うのですが、ここで中国茶を飲んでみて、益々その感が強まりました。後味もスッキリで、茶葉の種類に寄っては漢方に近い様な気がします。何だか体にいい事をしてあげた様な満足感が得られました。


私が戴いたのは青茶 台湾 翠玉。横好きは中国大陸 岩茶 花香 水仙。翠玉は癖もなくすっきりとしたお味で、ニ煎目に花の香りがしました。水仙はあの特有の強い香りがするかと思いきや、意外や意外、薬草茶っぽかったです。
中国茶は最初の茶葉で4煎程戴けます。お値段は中心価格帯が800〜900円位で珈琲を飲むより高めですが、お代わりする度、違った香りやお味が楽しめて、尚且つそれに贅沢な空間がプラスされていると思えば、お安いものかもしれませんね。

文 縦好き

Tea Bar 碧落 Hekiraku
愛知県日進市岩崎町芦廻間112-1613
0561-73-7237
営業時間 13:00〜翌3:00
定休日 火曜日
全席禁煙
P有
2007.1.20現在

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