女人高野として有名な室生寺がある室生の山里に築300年の立派な古民家がある。元々、裕福な農家だったのかお茶室が付いた曲がり家だ。 30年もの間放置されていたこの建物は、風景の良い場所を探していた現在のオーナーが出会った時には、お茶室は修理出来ても母屋は直す価値が無いと言われた程酷く朽ちていた。その古民家を週末だけ開催するギャラリー夢雲に変貌させた。 若かりし頃、空間デザイナーとしてデパートのショウウィンドーなどをデザインしていたオーナーが、世界各国を巡る旅の途中で見つけた色々なモノが、新たに命を吹き込まれ、築300年の日本家屋の中で息づいている。 建物は古い煉瓦を敷き詰めた中央の土間を挟み、左側の畳の間がカフェコーナー、右側がギャラリー。カフェの縁側から外の風景を眺めながら、ゆったりとした時の流れに身を任せると、心が癒されていく。 今回開催されていた「ART EXHIBITION 朱夏【弐】 絵 東 学 言葉 村上 美香」は24日で終了するが、インパクトの強い作品展だった。 http://www.188.jp
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