偶然ネットで見つけたアンティークな照明と和骨董が心地よさを醸し出す、ジャズが流れるとんかつ屋 「とんひろ」 ナントカ風というのが多い昨今、店内の間仕切りに使っている板戸や蔵戸などが殆ど本物。それもその筈、オーナーが蒐集したアンティークの数々をお客さんにも見て貰いたいと、数年前にリニューアルされたらしい。 お店の裏にある広い駐車場からお店の正面玄関に向かうアプローチも、古くなった石臼を埋め込んであったり、水生植物が植えてある大きな水甕があったりと、私の琴線に触れるものが沢山あり、料理への期待もグッと膨らみました。 ガラス戸を開けて中に入ると、厨房が見渡せる様に正面に大きく開口が切ってあり、傍らには待合用の椅子が数席。ウェイティングリストもあったので混んでいる時はかなり待つ人気の店だという事が判りました。 注文したのはとんかつ定食のA。出てきたとんかつはキツネ色よりも少し濃い目で肉の厚いところは2cm位ありました。肉質は柔らかさと弾力が同居し、サクっとした歯ごたえで油っぽくありません。この上に特上ロース肉のとんかつ定食Bがありますが、Aでもこんなに美味しいならBはもっと期待できそうです。 子供連れは可ですが、騒がしいお子様とベビーカーはお断りと書いた張り紙があったので、大人の空間といった感じのとんかつ屋でした。
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