高遠・長藤文庫　Books & Cafe
この店を知ったのは、昨秋、信州に遊びに行った折り、宿泊先のホテルに置いてあった信州の情報雑誌［くら］で。
０７年７月に「高遠・本の家」として６名の古書店主が共同経営で開業したが、経営方針の違いから２人だけが残り「高遠・長藤文庫」として０８年３月新たにスタートした。
店舗の在る場所は、天下一と謳われる桜の名所「高遠城跡公園」から諏訪地方へ向かう杖突街道沿いの長藤の集落。コスタリカの国旗が目印。
入口の戸を開けて中に入ると土間にはテーブル席が1つあり、右手の壁一面が本棚にしてある部屋は元馬小屋だったそうだ。左の畳の部屋の方もこじんまりと机が３つ置かれていて、のんびり、まったりと本を読む空間が作ってある。この建物は江戸時代に建てられた旅籠だそうだが、巧く改修している。
読書のお伴は、世界中で愛飲されている、コスタリカ珈琲の「Cafe Britt」
深煎りとオーガニックの二種類が用意されていて、このコーヒーがその場で飲める国内三番目のお店だそうだ。今日は深煎りを注文したが、渋みや苦みを余り感じさせず、コクのある口当たりの良いコーヒーだった。
９月になって隣の廃屋も改修され骨董屋として開業した。