掛川市の郊外、長閑な田園風景が広がるコスモス街道沿いに昭和の面影をそのまま残した古い住宅があります。
門の脇にある小さな看板を見逃してしまえば普通の民家としか思えませんが、その建物がkonohiという名前のステーショナリーカフェ。今年１０月２日にオープンしたばかりです。
子供の頃から文房具が大好きだった女性オーナーが、外観はそのままに、床の板張りと電気工事以外、壁塗りや建具の寸法変更など自分で出来る事は全てやり、昨年の秋から１年をかけて夢を実現させたお店です。
今回は相方を連れての２度目の訪問ですが、私から殆ど自分の手で家をリフォームしたという話を聞いていた相方は、てっきりオーナーが男性だと思い込んでいたらしく、小柄なかわいい女性を見てびっくりしていました。

カフェで頂けるのは私もお気に入りの「ヤマガラ珈琲」のブレンドと深煎りの２種類。私も何回か豆を買いに出掛けましたが、中々美味しい珈琲です。メニューには有機のほうじ茶もありますが、流石お茶処静岡ですね 。
美味しい珈琲とくれば美味しいお菓子ですが、こちらは妹さん担当。相方はベイクドチーズケーキを頂きましたが、ボリュームもあって美味しいと言っておりました。
文房具と言えば男子の趣味だと思っていた私ですが、やはりオーナーが女性だけあって、そのお眼鏡に適ったものは皆どこか優しく、店内には温かい空気が流れています。
先日訪れたのはもう少し明るい時間帯でしたが、今回は日没間近からの時間。家に帰って前回の写真と今回の写真を見比べましたが、今回の方が断然綺麗。
外が少しずつ闇に包まれるに従い、店内には白熱灯がキラキラ輝き始め、konohiは一番美しい瞬へと変貌を遂げます。