京都の夏はハンパなく暑い。
そんな時、大人の隠れ家の様な空間で、
チョッピリ贅沢を味わうのにもってこいのお店がここ。
八坂神社から四条通を進み、花見小路通で曲がり
祇園新地甲部歌舞練場手前の路地を入ると奥にひっそりと佇むお店が、
カフェ&バー「GION-NITI 祇園 日」
2010年7月7日にオープンした比較的新しいお店ですが、
かつてここは、舞妓から芸妓、女将として活躍された佳つ乃さんのお茶屋でした。
その時と同じ場所に「にち」と書かれた表札が掲げてあります。

 

一歩店内に足を踏み入れると
伝統的なお茶屋の風情を残した木造建築が
和モダンでスタイリッシュな空間に進化しています。
このお店のデザインは、
「日本の伝統の軸線上にあるモダンデザイン」をコンセプトに掲げる、
SOU SOUの辻村久信氏によるものです。
またスタッフが着けているサロンエプロンの水草の模様は
障子と同じデザインになっていてお洒落ですね。
開店して一年にも満たないGION-NITIが
一躍有名になった訳は
栃木県日光にある四代目徳次郎で作られている
天然氷を使用した「かき氷」のお陰です。
私が注文したのは、
淡雪awayuki/天然氷のかき氷+抹茶宇治金時1200円。
 

 
カウンターの上に置かれた
懐かしい氷削り器が生み出すふんわりとした氷は絶品でした。
この かき氷は夏限定のものでは無く、
今年の分が無くなったら終わりなのだそうです。
支払いを済ませて玄関に向かうと、
スタッフが戸を開けて下さり、「ありがとうございました」とひと言。
大満足で振り返ると、
まだスタッフが見送りをされていました。
暖かい心遣いに、
すっかり祇園NITIのファンになってしまいました。
 
NITI GION KYOTO
cafe time 11:00 〜 18:00  不定休
bar time 19:00 〜 26:00  日曜・祝日定休
京都市東山区祇園町南側 570-8
075-525-7128
HP
2011.08.07現在
 

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