ＧＷの真っ只中、浜名湖畔の自家焙煎珈琲屋に出掛けました。
その後、いつもなら蕎麦屋を目指す所ですが、今日は浜名湖と云う事で相方に鰻屋を提案したら却下されたので、仕方ないな〜と隠し玉に取ってあった和食の店に行きました。
実はこの店、少し前にネットで見つけたのですが、以前一人で行ったら運悪く貸切で入る事ができませんでした。外観は知っていたものの、店内を見るのは初めてで、ドアを開け中に足を踏み入れると、およそ日本料理とは程遠い雰囲気に一瞬戸惑いを覚えましたが、ここ「J RESTAURANT rakuen」は南の島のコテージをイメージしたココロの楽園をコンセプトとして掲げているので、直ぐにこんなアプローチの仕方もアリだと納得しました。
私がお願いしたのは、どうしても食べたかった十食限定のだし巻き玉子ランチ、相方は季節魚の西京焼ランチ。
厚焼き玉子はお店のホームページによると、最初に修行した料亭で出されていたもので、卵黄２０個と白身のすり身、みりんと砂糖をすり鉢で混ぜ、裏漉したものをオーブンでじっくりと焼き上げているそうです。どおりで上品で美味しいわけです。少しだけ食べた鰆の西京焼もしっかりと味が滲みていて美味しかったです。
お店の良し悪しは意外と些細な事で分かる気がしますが、蕎麦屋なら葱の刻み方、こういうお店は香の物に手を抜いてないかで分かります。写真で分かるでしょうか？ 胡瓜の切り方にも日本料理の職人らしい仕事をしています。

手作り・自家製に拘り、一つ一つの料理に手間を惜しまず妥協しないスタイルは、基本を疎かにしてパフォーマンスに走る店が多い中、プロ意識の高さを感じさせました。
きちっとした日本料理でありながら、カフェの様に気楽に椅子に座って食事をいただく事ができる、そんな素敵な店です。
因みに癒しの空間を満喫して貰う為に、全席完全禁煙になっていて、これは嬉しい限りです。
だし巻き玉子ランチ　￥1,155　(限定十食)
季節魚の西京焼ランチ　\1,575