彦根城にほど近い静かな商店街に「＆ Anne(アンドアン)」というお店があります。和菓子の老舗「おおすが」が、『気取らないお菓子と日用品。健やかな暮らしをテーマに選んだ本と文具。人と人、人とものが出会う展示室』をコンセプトに２０１３年３月に開業しました。店内は洋菓子店・書店・展示室の３つの顔を持つ複合店として作られていて、すべての空間にゆったりとした心地良い時間が流れている気がしました。
洋菓子店以外は店内撮影禁止だったので、全部はお見せ出来ませんが、どの部屋もいい感じでした。
絵本や雑誌、文具等も扱う書店には、レシピやインテリアに関するモノなど「衣食住」に纏わる本が数多く用意されていましたし、又、書店奥の部屋には家具や商品が並べられて折り、ヴィンテージのライティングテーブルには 復刻版のプリント柄が目を引くスウェーデン・グスタフスベリの器がきれいに飾られていました。北欧らしいレトロでシックな色使いで、とても気になりました。

展示室では月替りで作家の方の展示や販売を行う他、月に1回程度はテーマに沿ったワークショップが開かれているそうです。通りからもよく見える洋菓子のスペースには、ケーキや焼き菓子の他にオリジナルの紅茶、ジャム、シリアル、雑貨等も販売されていました。料理スタイリスト堀井和子さんのシンプルなイラストが使われた包装紙など、細かな部分にまで拘っています。何度も足を運び、その魅力を少しずつ発見していくのも良いかもしれませんね。