愛知県名古屋市千種区若水三丁目19-2
サンピア若水102
052-726-5224
営業時間
昼食 11:30〜14:30 (LO 13:30)
夕食 17:30〜22:00 (LO 21:00)
定休日 第3火曜・水曜日
提携P有(ブラザー若水P)
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2014.01.18現在

昨秋、名古屋に出掛けた折、池下駅付近で手打ち蕎麦の暖簾を見つけ、後でネットで調べていたら偶然見つけた「蕎麦 もり木」。年が明けて漸く名古屋ボストン美術館に北斎展を観に行く事になり、昼食を頂く事にしました。
池下駅から北へ1`程行った住宅街にあり、白い壁がキリっとした雰囲気を出しています。
ネットに因る事前情報では、店主の森さんは加賀料理の料亭浅田で修行を積んだそうです。見た目は若く見えますが落ち着いた接客で、いい感じでした。フグの調理師免許で年齢を確認するとまだ20代でした。
お願いしたのは昼食のコース料理、1800円です。先付、天婦羅、蕎麦、御飯物、デザートと楽しみです。
今月の先付は湯葉豆腐と云う事で、椎茸と菜の花が添えられていました。蕎麦屋では蕎麦豆腐が当たり前とは捉えずに修業先の味を再現している様です。プルンとした食感で美味しかったです。
次に供されたのが天婦羅。目の前で下拵えした具材に小麦粉をいちいち刷毛で塗り出したのには驚きました。
供された白魚の大葉包み、菜の花、エリンギ、黄金人参、さつま芋の5品。サクサクっとした衣を身に纏い、これはもう蕎麦屋レベルの天婦羅ではありませんね。さつま芋などは先に蒸かしてあるそうです。



店内の様子(4人掛けのテーブル席)

菜の花と椎茸が添えられています

江戸後期の伊万里志田窯の皿に盛られた天婦羅

二種類のダシ汁

三種類の薬味

二八そば

そして肝心要の蕎麦です。店舗のスペースや玄そばの管理上の問題か、製粉所の粉を使用されています。
出汁は昆布出汁に塩で味を付けた白と鰹出汁の黒の2種類が用意されます。薬味も山葵と団子状の大根に葱の三種類が小皿に盛られて来ました。細打ちの二八蕎麦は見た目も美しく喉越しも良かったのですが、『蕎麦の細道』でお奨めするにはもう一段のレベルアップが望まれます。出汁は白も黒も上出来で味に文句は無く、やはり蕎麦が出汁に負けてる感が強いです。蕎麦湯は別作りで、微粉入りで少しポタージュ系でした。
次は御飯物ですが写真を撮り忘れてしまいました。今月はふきの炊きこみ御飯。土鍋で焚かれていて美味しかったです。量が少ないかなと思っていると、お代りは如何ですかと聞いて下さいました。女性には丁度いい位の量ですが、男性は迷わずお代りをして下さい。〆にデザートのぜんざいが出されましたが、こちらも美味しかったです。蕎麦の名前に拘らず蕎麦が食せる割烹料理のお店としては充分に成立しています。なので、敢えて『美味なお店』の方に掲載しました。直ぐ近くに1カ月遅れで開業した蕎麦屋が、石臼挽き自家製粉をしているそうなので、お互いに切磋琢磨して名店になっていって貰いたいです。

昼食:コース 先付 天婦羅 蕎麦 御御飯 デザート 1800円 蕎麦セット(平日限定) 蕎麦 御御飯 940円
蕎麦単品 800円
夕食:コース 先付二種 造里 メイン選択 蕎麦 御御飯 デザート 3800円
コース 先付 天婦羅 蕎麦 御御飯 デザート 1800円 蕎麦単品 800円 料理単品 500円〜
*表示はすべて税抜価格です。



御御飯を炊く、土鍋

デザートのぜんざい
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