風に揺れる暖簾を潜り店内に入ると大勢のお客さんで大賑わいでした。私達の前で丁度満席となったので、椅子に座って少し待ちました。入って左側の土間だった場所にはフジローヤル3kg釜が設置されており、自家焙煎の豆で珈琲を頂けます。 珈琲は市川屋、青磁、馬町のブレンド3種のみと拘っています。1杯が470円から500円で、お代りはどれでも230円です。他にはカフェオレなどアレンジコーヒーやフレッシュなジュースも用意されています。右奥にある中庭では愛煙家に配慮している様です。キッチンを取り囲んだカウンター席が空いたので其方に移動、私が注文したのは、アイスコーヒー、相方は市川屋ブレンドです。父親と兄が現役の陶芸家なのでカップ&ソーサーは手作りの青磁という贅沢さです。これは販売もしています。カウンター席から中の作業を見ていて、フルーツサンドが余りに美味しそうで追加でお願いしました。生クリームの中に仕込まれたのは、今話題のシャインマスカットとナガノパープルの葡萄2種に細かくカットした梨でした。梨のシャリシャリとした食感がいい感じでした。会計時に気が付いたのですが、後からフルーツサンドを注文したにも関わらずセットコーヒー扱いにしてくれてあり、市川屋ブレンドが300円になっていました。こういった心遣いがあると、人に奨めたり、又、来たくなると云うものです。因みに市川屋珈琲」のマスターは、京都の名店イノダコーヒで20年務められていたそうで、半日程コーヒーで炊いてから使うネルで淹れた珈琲は美味しかったです。
|