穂の国森林祭2005オープニングイベント
エンジン01文化戦略会議オープンカレッジ in 穂の国
 
知の森.ミカワワン。

 

このイベントの為に化粧直しされた豊橋の市電

今回、2月の25〜27日の3日間に渡り行われた『エンジン01文化戦略会議オープンカレッジ in 穂の国 知の森.ミカワワン。』
「エンジン01文化戦略会議」という各界の著名人が名を連ねるボランティア集団のメンバーを招いての万博開催の先行イベントですが、メンバーの中には万博賛成派と反対派が入り混じっているので、あえて万博は前面に押し出さずに行われたものです。
中身は盛りだくさんで豊橋市内の各会場で様々なイベントがありました。
私達は25日の入楽式と27日の卒業式しか参加しませんでしたが、それでも堺屋太一氏、三枝成彰氏、東大教授の松井孝典氏、筑紫哲也氏、秋元康氏、林真理子氏の話を聴くことができました。内容については新聞等でもちらっと紹介されていますが、実際に自分が聴いてきた話を記事で読むと微妙にニュアンスが違うという事を知りました。一部を切り取って紹介しても誤解を招くだけで、話というものは相手の顔を見ながら全部聞かないと、全く意味が違ってくるので恐いものだと思いました。
聴いた話はメモもとっていないのでさて置き、豊橋市には市電と呼ばれる路面電車があり、一部国道一号線を含む交通量の多い道路の真ん中を走っていることを知って欲しいと思いました。
豊橋に市電があることは意外と知られておらず、私達市民もあまりにも当たり前に見ているものなので、その文化的価値をわかってはいません。「デザインはチンチン」という名前で日比野克彦さんや辰巳琢郎さんが実際に一緒に市電に乗りながら市電について語り合う分科会もあった様で、アートディレクターの浅葉克己さんからは「市電のデザイン全体をちくわ(豊橋名産)にすればいい」とのアイディアも出されたようです。
27日の帰りに偶然乗ることができたこの車両には「エンジン01文化戦略会議」のメンバーの顔が側面全体に描かれていて、行き交う車の運転手の殆んどがこちらを見ながらわき見運転していました。
岐阜市の路面電車も財政的な問題で今年17年3月31日を以て廃線となるようです。このイベントがあったことをどれだけの人が知っていたのか判りませんが、自分自身をも含め、せめてこの市電が豊橋の大切な象徴であることを今回のイベントをきっかけに認識しようと思いました。

*エンジン01文化戦略会議とは http://www.enjin01.org

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