お彼岸のお墓参りに横好きの実家、伊賀に帰ることになりました。お墓参りの後、昼食を義母と一緒にと思いましたが、用事があるとのことで、急遽、相楽郡のお蕎麦屋さんへ行くことに。相楽郡は京都府ですが、ほとんど奈良。帰りに近くの千壽庵吉宗学園前南店でわらび餅を買って帰ることにしました。 ここのわらび餅はプレーンの他に、桜の葉が入ったものや栗が入ったものが季節によって登場します。もちろんこの時期は桜わらび餅が人気でしょうが、私たちは初めて戴くので、まずはプレーンを購入しました。 この日の奈良は思いのほか寒く、吐く息は真っ白。気温は10度にも満たなかったように思われますが、商品を選んでいる間にお店の方が出してくれた梅昆布茶と桜わらび餅で一服すると、気分はすっかり春。梅昆布茶は久し振りに戴いたせいか、ハッとするほど美味しく、桜わらび餅は驚くほどの弾力で桜の香りがいっぱい。思わず、昨年観た吉野山の桜吹雪がふっと頭をよぎりました。 桜の開花ももう間近ですが、すでに蕾たちは、今にも花びらをほころばせようと準備をしていることでしょう。生まれ変わったら、桜守りにでもなるんじゃないかと思われる横好きですが、そろそろ我家のPCのお気に入りにも桜開花予想のページが登録される頃です。千壽庵吉宗のわらび餅に春を感じた1日でした。 文 縦好き
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