2024年9月30日(月)
『驚異的』 米国メジャーリーグ・ドジャースの大谷翔平選手は29日(日本時間30日)の敵地ロッキーズ戦に「1番・DH」で出場し、4打数1安打1盗塁で今シーズンを締めくくりました。 ドジャース移籍1年目の成績は打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁と驚異的とも言えるキャリアハイの数字を叩き出しました。
首位打者争いでは打率.314のパドレスのアラエス選手に及びませんでしたが、本塁打、打点は堂々のリーグトップ。2年連続2度目の本塁打王、日本人選手初の打点王の座は確実です。 史上6人目の40本塁打&40盗塁(40-40)だけでなく、史上初の50-50まで達成。さらに3割、30本、30盗塁の「トリプルスリー」も日本人として初めて達成しました。これはメジャーでは26人目の偉業となります。 今シーズンを振り返ると40-40を決めた劇的なサヨナラ満塁弾など、印象に残る場面をシーンを数多く見せてくれました。10月から始まるプレーオフシリーズも目が離せません。 そんな中、大谷選手に続き40-40達成を狙っていたガーディアンズのホセ・ラミレス選手、本拠地プログレッシブ・フィールドで行われる予定だったアストロズ戦が悪天候の為に中止となってしまい、39本塁打、41盗塁で「40−40」達成を惜しくも逃しました。 こんな事って日本では考えられないですよね。 プレーオフの成績に関係なくシーズンの成績で選ばれるリーグMVP、DH専任の選手は過去に選ばれた事が無いだけに、今回は大谷選手が取れるかどうか注目されますね。
2024年9月25日(水)
『またも北朝鮮に苦杯』 コロンビアの首都ボゴタで行なわれたU−20女子W杯決勝。日本は序盤から北朝鮮のプレスに苦しみ、前半15分、大会得点王でゴールデンブーツに輝いた17歳のチェ・イルソン選手に先制点を奪われると、最後までペースを握れず、0−1で完敗しました。 日本は今大会の予選も兼ねたU−20女子アジアカップでも、北朝鮮にグループリーグで0−1、決勝でも1−2と敗れており、その雪辱を晴らすことは出来ませんでした。 それにしても北朝鮮の選手は、いったいどんな環境で練習をしているんでしょうね? 他国との親善試合もままならない状況下で、どうやってあれだけのパフォーマンスを発揮出来るんでしょうか、まったくもって理解に苦しみます。 ただ勝負の世界は結果が全てですから、フル代表になった時になでしこジャパンの前に強大な壁となって立ちふさがる事は容易に想像できます。 アジア予選然り、W杯も含め今以上に対策を考えないといけませんね。
2024年9月20日(金)
『鬼神の如き』 ドジャースの大谷翔平選手が敵地でのマーリンズ戦で、3打席連発を含む6安打10打点2盗塁の大暴れ、メジャー史上初の「50−50」を達成しました。 たまたまお休みで朝一からメジャーリーグ中継を見ましたが、TVをつけた時には既に2盗塁を決めてシーズン51盗塁になっていました。 これはもしかしたらこの試合で「50−50」をやるんじゃないかと期待しながら見ていました。 そうしたら6回に第49号、そして7回にはシーズン50本目となる本塁打を放ち、メジャー史上初となる「50-50」を達成しました。 9回はマーリンズが白旗状態で野手をピッチャーに起用した中での51号。お互いに変なプレッシャーを感じたとは思いますが、打った瞬間ピンポン玉の様に弾き飛ばされて行きました。 打たれた内野手は直ぐにうつむき加減でマウンドから離れていく姿が大谷選手の凄さを物語っています。 一般的にメジャーリーグでホームランを沢山打つ選手は体が大きくてパワーフルな選手が多いです。 しかし、その反面体を大きくすると反比例してスピードが失われます。 そういった事を踏まえて考えると、パワーとスピードのバランスを巧く調和させる事は至難の業と言えるでしょう。 このMLB史上初の快挙は、打者に専念した今年だったからこそ達成出来たと考えられます。 投打の二刀流をやる来シーズンでは、これ程多くの盗塁にチャレンジする事は減る事が考えられます。 残り9試合、どこまで記録を伸ばせるのか、期待感が半端ないです。
2024年9月8日(日)
『「やばい……カッコよすぎる、俺」 by 小田凱人』 7日、フランス・ローランギャロスで行われたパリパラリンピックの車いすテニス男子シングルス決勝。 初出場で世界ランキング2位の小田凱人選手がフルセットの末に同1位のアルフィー・ヒューエット選手を破り、この種目で史上最年少の金メダリストになりました。 過去の対戦成績で負け越しているヒューエットに、最終第3セットでマッチポイントを握られる瀬戸際から4ゲームを連取して、歴史に残る大逆転劇で頂点に立ちました。 歴史を変えた直後の第一声。感極まった小田選手が究極の名言を残しました。「やばい……カッコよすぎる、俺」自らが成し遂げたばかりの偉業に、小田選手が痺れたのも無理はありません。 車いすテニス界のレジェンドで、2023年1月に世界ランキング1位のまま現役引退した国枝慎吾氏が自身の後継者に指名した時には、ここまで凄い選手になるとは思っていませんでした。 しかし、同じ愛知県民として気に掛けていたら、あれよあれよと世界のトップ選手に駆け上がっていきました。 超ポジティブな言動が世間の耳目を集め気味ですが、有言実行で荒波を乗り越えています。 18歳とまだまだ若く、彼の活躍が車いすテニスを取り巻く環境を今後大きく変えていくのではないでしょうか。
2024年9月2日(火)
『永世王位』 先日行われた将棋の第65期王位戦7番勝負で藤井王位が渡辺九段を4勝1敗で退けて5連覇を達成し「永世王位」の称号を得ました。 藤井王位が永世の称号を得るのは、棋聖に続いて二つ目です。 永世王位の資格を得るには、王位を連続5期か通算10期獲得すると得られます。 一冠を取るどころかタイトル戦に出る事すら至難の業と言えるのに、タイトルを取った上で5期連続勝ち切るなんて、どれだけ凄いんでしょうね。 永世七冠を唯一達成している羽生九段は、長年将棋の世界でトップに君臨していた訳ですから納得しますが、それでも偉業に違いありません。 藤井王位の若さからすると現在の全八冠の永世称号を得る可能性は高いと思いますが、谷あり山ありの試練の時間を過ごす事だけは間違いないでしょう。
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