この古伊万里は九州陶磁文化館の有名な柴田コレクションのパート2/No 621で紹介されているものと同型のモノです。時代的には元禄時代のものです。焼き上がりも良く、染付のグラデーションもわりとハッキリしていて気に入っています。中の図柄を見ると蜂の様な虫が八ツ橋の架かった池の上を飛んでいる姿が見られます。天下泰平な江戸時代の風景が目に浮かぶ様な可愛い小皿で、どんな風に使われたのか空想するだけでも楽しくなります。我家では酒の肴を入れるなど、珍味入れとして大活躍です。