時代的には文化文政以降のモノだと思われるが、四寸足らずの小さな空間の中に亀甲の紋様がバランスよく配され、その中に下がり藤の絵が書き込まれている。出来栄えとしては最盛期のモノと比べるに至らないが、江戸時代のスッキリとした感性が光る一枚だと気に入っている。