我家では、花入れにしていますが、昔の金魚鉢なのだそうです。ガラスの素材が現代の物と違って空気が入っていたり、形がいびつであったり、本当に手仕事なんだと、作った人の温もりが感じられます。 縁のグリーンも鮮やかな色ではなく、着物の色柄を思わせる、ちょっとくすんだ色で、決して派手ではないのに存在感を感じる、昔の手作りの物にしかない美しさだと思います。 造りが余りにも繊細なので、水の入れ替えの時はとても気を使いますが、時を経て自分の手に渡って来たかと思うと、大切にしなければいけないという、使命感みたいなものを感じます。ただ、本当にお店の人が言うように、金魚鉢なのでしょうか?とても、疑問です。 こんな鉢に入れられる金魚の身にもなってほしいと思いませんか。
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