松葉を型取った、落雁の木型です。骨董に興味を持ち始めた、割りと早い時期に露天の骨董市か蚤の市で購入したものです。昔の結婚式には必ずと言ってもよい位、こういう木型で作った落雁が引き出物として付いてきました。
先日行った、浜松市の天神蔵で行なわれた「浜松 昔もの展」でも、何種類かの木型が売られていましたが、昔からの和菓子屋さんから仕入れてきたんでしょうか? 間近で見ると松の葉が妙にリアルに彫られていて、当時の木型職人の腕の凄さに驚かされてしまいます。今の日本の若い人たちには何か判らなかったみたいですが、こう言うのって案外、外国人の方に人気があるんですよ。それにしても、巧く出来ています。
因みに干菓子の中でも木型に詰めて打ち抜いて作った落雁の様なお菓子の事を「打ち物」と言うそうです。


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