直径11cmほどの火入れです。 火入れは、煙草に火を付けたり、灰を落としたりする為の物で、小さな火鉢といったところです。 ベロ藍の印判手といわれるものですが、明治以降に西洋の技術を取り入れ、大量生産されたもので、手描きの染付のような繊細さはありませんが、扱いも楽で日常使いには便利です。 図柄は熨斗と竹笹のようで、お目出たい柄でもあり、なんとも言えず愛らしく、とても気に入っています。 今はもう閉店してしまったお店で、まだ骨董に詳しくない頃に手に入れたものですが、何も知らない時に買ったものは、それなりに思い出があって懐かしくなります。 小さな観葉植物などをよく入れますが、大きさもちょうどよく、藍色にグリーンがよく映えます。
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