この古伊万里は延宝様式の柿右衛門手の上手の皿で、裏の銘は俗に古人(いにしえびと)と言われるものです。 口縁に口銹を施し、見込みの松竹梅を囲む唐草の文様で引締めており、すっきりとしたデザインになっています。 これは名古屋にいた時に懇意になった骨董屋さんから購入したモノですが、店主は元々は技術系のサラリーマンで、何を思ったか急に骨董屋さんに転業した変わり者です。まだ40才代ですが、細かい所にも目を光らせて、勉強もしっかりしているので中々侮れない人です。 以前はよく通って骨董談義に花を咲かせたものですが、名古屋にあまり行く機会がなくなってしまったので、月末の土・日に静岡市の神社の蚤の市に出ている時に、蕎麦屋の新規開拓のついでに覗きに行く程度になってしまいました。
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