雄大な御獄山を望む信州木曽 開田高原。ここには「木曽馬の里」があり、かわいい馬の親子を見ることができます。
♪おうまのおやこはなかよしこよし〜、思わずこんな童謡を口ずさみたくなるほど、木曽馬の親子はいつも一緒。歌詞の通り片時も離れず、仲良くポックリポックリ歩いていました。
普通、子供連れの動物は、警戒心が強くなるのですが、この木曽馬にはそんな素振りは一切見えませんでした。元々、とても人懐っこく、人間にも家族同様に愛されてきたので、信頼関係ができているのでしょう。


この子は乗馬体験をさせてくれる馬。自分の出番が来るまで、こんな感じでじっと待っています。
木曽馬は本当に穏やかで優しい馬です。近くに寄っても地面に落ちた飼い葉を静かに食んでいるだけ。触ってもなでてもちっとも嫌がりません。1本藁を拾って口元に持っていくと、いい子で食べました。この大きな瞳、吸い込まれそうな優しさでしょう?
遊びに来ていた小さな子供が馬に近付いて、親御さんがびっくりして慌てて子供を引き離そうとしましたが、馬はやさ〜しく子供に鼻で触れただけ。砥鹿神社のやぶさめの馬とは正反対でした。


木曽馬は戦国時代には名馬として名を馳せ、最盛期を迎える明治時代には労働力として重宝されました。しかし、太平洋戦争が始まると軍用馬に適さないということで殆どが処分され、絶滅の危機に。
その後、昭和44年に木曽馬保存会が結成され、今では100頭を越える馬が元気に高原牧場を走りまわっているそうです。しかし、この馬たちの将来を考えると、単に増やすだけでなく、今後どうやって共存していくかという大きな課題があります。
私たちにできることは、まずは馬に乗ってみることかもしれません。


ここで何でVOLVOの画像?と言われそうですが、あまりにも美しい風景だったので、記念写真を一枚。車は○○馬力というくらいだからまんざら他人でもありません。
ダッシュはききませんが、我家にとっては木曽馬と同じくらい大切。この車もいつかは乗れなくなる時が来るでしょうが、できるだけなが〜く色んな所へ一緒に出かけたいものです。
開田高原は自然・蕎麦・温泉と、これから益々良い季節をむかえます。御獄山を眺めながら愛車を走らせてみるのもいいかもしれません。
お蕎麦屋は近くに「時香忘」がありますので参考までに。

06.05.03現在
文 縦好き

開田高原観光案内所のホームページ
* 一部、木曽町観光協会開田高原支部発行のパンフレットを参考にさせていただきました。

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