* 第15回 はすまつり
期間 2007年7月1日(日)〜29(日)
会場 南条花はす公園
問い合せ先 南越前町 商工観光課
0778-47-8002
* 南条花はす公園の問い合せ先
花はす温泉「そまやま」
福井県南条郡南越前町中小屋60-1
0778-47-3368
2007.07.08現在

越前市(旧武生市)の蕎麦屋を訪ねる為に乗った北陸道。賤ケ岳SAで偶然見た案内ポスターの「初夏を彩る − 世界百八種の花はす」のキャッチコピーに眼が釘付け!会場は「南条花はす公園」
そのまま蕎麦屋へ向うと開店時間よりも相当早く到着しそうなので、途中下車を決め込んで訪ねてみました。
「南条花はす公園」は今庄ICから国道365号線を経由して、約5キロ位山の方へ向うとありましたが、しっかり案内も出ていて、途中からは道沿いに「はすまつり」の旗が立っているので道に迷う事もありませんでした。
祭の期間は7月1日から29日までのほぼ1ヶ月間。9時40分頃には到着したのに、既にたくさんのお客さんがいました。それもそのはず、蓮の花は朝の10時頃までが見頃です。

南条花はす公園は一般道路を挟んで両側に観賞蓮園があり、食事処等の施設が建っている方への入場は清掃協力金として1人¥200を徴収しているようでした。外の駐車場近くの蓮園だけでも相当広いので、あっちへ行きこっちへ行き写真を撮っているうちに時間が経ってしまい、私たちは中に入らず仕舞でしたが、これだけたくさんの咲いている花はす、しかも鉢に入ってないモノを見るのは初めてで圧倒されました。駐車場も無料なのでなかなか良心的です。
「第15回 はすまつり」は開催されてまだ一週間ですが、たくさんの花が美しさを競っていました。白い花は純白そのもの。花弁の多い品種などは豪華でまるで牡丹の様でした。でも、花以上に腕を競っていたのが多くのアマチュアカメラマンたち。自分で大型の霧吹きを準備して、蓮の葉の上から霧を吹き、自ら水玉を作り出す用意周到な方もみえました。また別の場所ではたくさんのカメラマンが這いつくばっているので、何をやっているんだろうと思ったら、花に綺麗な黄色い糸トンボがとまっていて、そのトンボがシッポを上げてポーズを決める瞬間を狙っているところでした。トンボを動かそうと誰かがつつくと、飛んで行っちゃうじゃないかと大ブーイング。映画もいい脇役がいてこそ主役が引き立つものですが、この糸トンボや雨蛙も主役に負けじとしっかりポーズを決めていました。
休憩所では、「はすまつり」の期間中の土・日・祝日に蓮の葉っぱを利用した「象鼻杯(ぞうびはい)」の体験も出来るようです。丁度中日新聞に宇治の三室戸寺の「ハス酒を楽しむ会」の記事が出ていて、そこに「象鼻杯」についての説明が書いてあったので、参考にさせていただくと、「象鼻杯」とは古代中国で暑気払いとして親しまれていた飲酒方法で、蓮の葉にお酒を入れて空洞の茎から吸って飲むというものです。その時の茎の形が象の鼻に似ていることから「象鼻杯」と言う名が付いたそうです。葉の中央に穴を開けた時に出る苦い樹液の成分が茎を通るお酒に溶け、長寿、健康に効果があると言われているそうです。
花はすの見頃はまだまだこれからも続きます。お隣には花はすの葉と茎のエキスを入れたハス風呂がある「花はす温泉 そまやま」もあるので、越前蕎麦でも食べに行きがてら是非どうぞ。


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