千数百年の歴史を持つ天台宗別格本山の「光前寺」。樹齢数百年と言われる杉の巨木が仁王門から三門までの両側に聳え立っています。 霊犬・早太郎伝説に出てくる早太郎の墓があることでも有名ですが、しだれ桜のお寺としても有名で、桜のシーズンには夜間ライトアップも用意され、幽玄な夜桜が楽しめるそうです。境内全域が、光前寺庭園として文化財保護法による国の名勝に指定されていて、静寂な環境と風致は長野県随一と称されるとHPに書かれていましたが、着いた時間が早く、お天気が悪かったせいもあるかもしれませんが、殆ど人気がなく、雨にけむる桜はえもいわれぬ風情でした。 叉、境内にある高さ17mの三重塔は、南信州では唯一の塔で、杉に囲まれる様に立つその姿は荘厳で、他を寄せ付けない様な存在感がありました。駒ヶ根高原美術館が隣接しており、桜のシーズンでもこの駐車場に車を無料で停められるのは助かりました。 桜鑑賞を楽しんだ後は、そばの名店「山里乃蕎麦丸富」でツルツルっと美味しい蕎麦でも手繰り、お腹も満足したら近くの日帰り温泉施設の「こまくさの湯」で、ひとっ風呂浴びるのも結構お薦めかもしれませんね。
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