数年前に亡くなられたご主人の後を継いで、高齢の奥様が丹精込めて咲かせている、「新田の桜」。樹齢５００年近くになるヒガンザクラです。
以前行った時は４月の中旬に満開でしたが、今年はやはり咲くのが早かった様で、すでに葉桜でした。ちょうど桜の傍に居合わせたご近所の方のお話では、蕾が育った頃に降った思わぬ雪のせいで、今年は花が良くなかったそうです。
でも、この桜を見るたび感動を覚えるのが幹。ここの桜は下から見上げられるので、幹が良く見えます。この逞しく美しい幹が何百年もの間、たくさんの枝を支えてきたのです。
庭には他にも２０本以上の桜がありますが、この桜の種から育てたものです。何百年後にはこの親桜の様に大きく育っているかもしれません。
余談ですが、桜のすぐ側の道を数キロ登って行くと、有名な大船神社の弁慶杉があります。現在、その道を風力発電の装置を運搬する大きな車が登り降りしているそうなので、お気をつけ下さい。
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