東海地区で紅葉と云えば香嵐渓が有名ですが、それよりひと足早く紅葉を楽しめるスポットとして有名なのが、同じ豊田市の奥座敷、稲武地区の大井平公園。
現在、約500本の楓やいろは紅葉、銀杏が植えられていますが、ここは2000年の東海豪雨で斜面が崩落し、多くの木々が流されました。
その後植え直された木も大きく育ち、2010年には『風のつり橋』という名の橋ができ、駐車場も整備され、名倉川の川面に繰り広げられる風情あふれる美しい紅葉を見る事ができるようになりました。

元々この公園は、古橋家6代目暉皃(てるのり)の偉業を称えた郡農会が頌徳碑を設置し、古橋家が造成しました。
古橋家6代目暉皃氏は、天保の飢饉に際して郷民を救い、郷学校を興し農談会を創始、共存共栄の林業を実践した大人物です。
頌徳碑奥にある檜や杉の大木は、天保の植樹と伝えられていて、今では見事な森に育っています。

2011・11・09 撮影


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