NAOTの靴


NAOTの靴

NAOT?、日本のナオトさんではありません。イスラエルの靴のブランドです。
以前、日記に書きましたが、昨年から足を痛めて、ネットで色々な靴を検索する様になりました。色々見ていると、履き心地の良さそうな物もいくつかありましたが、靴を試し履きもしないで買うなんて冒険は私にはできないので、結局あっちこっち見るだけ。
そんな時、春先だったか、友人が連れて行ってくれた雑貨のお店の入り口にかわいい革の靴が置いてあり、何気なく足を入れたら、とても履き心地が良く、足当たりの優しさに感動しました。お幾ら位のものだろうとちらっとお値段を見たら何と2万円以上してびっくり。
靴を買いに行ったわけではないので、心の準備もお財布の準備もしてなくて、その日はそのまま帰りましたが、靴の中敷きのNAOTのロゴだけはしっかり目に焼き付けておきました。
家に帰って早速NAOTで検索、イスラエルの靴で、奈良に販売しているお店がある事がわかりました。
NAOTはヘブライ語でオアシスを意味するとの事。履いたお客様の声を読んでいると、皆さんこの靴の虜になるようで、全部NAOTに変えたいという方もいらっしゃいます。
私も足を痛めてみて、普通に歩けない事がこんなにつらいものかと思い知らされましたが、まさに足のオアシスとも言える靴のようです。



それからはNAOTのオンラインショップを覗くのが日課となり、見ては溜息の毎日。そんな気持ちを察してか、先月友人が、初めてNAOTの靴を見た雑貨店へまた連れて行ってくれました。
以前とはデザインの違う靴が置いてありましたが、やはりかわいい。だんだん憧れから、この靴を履いてみたいという方に大きく気持ちが傾き、お墓参りを兼ねて伊賀へ帰るついでに奈良へ行く事に決めました。
お店は地図で見ても分かりにくい場所にあり、入り口だけ見ると雑貨屋さんかと思って通り過ぎてしまいそうでした。




人気のお店のはずが、意外と静かだなと思いながら店内に入ると、奥の方は靴屋さんとは思えないほどのたくさんのお客さんとスタッフで大賑わい。大抵の人は買う気満々で来ているようで、スタッフのアドバイスを聞きながら皆さん真剣に靴選びをしていました。
ホームページを見るのを日課にしていた私は、買うならこれというのも大体決めていて、ある程度落ち着いて靴の説明を聞く事ができたと思いますが、それでも憧れの靴を目の前にして、多少舞い上がっていた様な気がします。
NAOTの靴はどのデザインもかわいくて全部欲しくなってしまいますが、私は日常原付で動いているので、寒くなるこれからの季節を考えてクララを買いました。ここの靴にはアイリスやダニエラやレカなど番号ではなく可愛い名前が付いているのも魅力的。




私の選んだクララは見ての通り、オーソドックスなデザインで、個性がなさすぎな気もしますが、可愛いスタッフの方がギャザースカートにクララを履いていて、これはパンツにもスカートにも合わせやすいですよとおっしゃって、ほんと似合ってました。こういったタイプに金具の付いたお洒落なデザインのマルタも気になりましたが履いてみると重い感じがし、やはり靴は履いてみないとわからないと思いました。




さて、肝心の履き心地ですが、購入したのが10月28日。2ケ月位経ちますが、出掛ける時は殆どクララを履いています。
と言っても履くのはお休みの時だけで、それも原付で動く事が殆どなので、まだまだ完全に足に馴染んだわけではなく、片足だけ甲の部分が少し当たって痛かったりしますが、後はほぼ足にぴったりといった感じです。
私は自分で革を育てる方を選びましたが、買う時に当たる所を伸ばしてくれるというサービスもあるので、そちらを利用すれば最初からストレスなく履く事もできます。
足を痛めてから、何を履いても感じる地面から足への衝撃はNAOTならではのインソールのお陰で気になりません。これは本当に有難いです。
先日たまには別の靴をと思い、履き慣れたブーツで出掛けたのですが、足の裏への衝撃どころか、靴の形までも足に合ってない違和感を感じて、一日不快な思いをしました。こうやってだんだん足にぴたっと合う靴しか受け付けなくなるのかなと思いました。
お値段も決して安いとは言い難い靴ですが、お店ではたくさんのスタッフの方が真剣にサイズ選びや履き心地をアドバイスしてくれます。何より全員NAOTの靴を履いているので、的確なアドバイスが頂けます。
早くも春先にはオルガが欲しいなんて思っている自分がいます。
2019年12月現在







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