最近、巷では美白のカリスマなんていう文字が紙面やテレビを賑わせていますが、みなさんはお肌のお手入れどうしています?余裕のある方は化粧品やエステにたくさんのお金や時間をつぎ込むことができますが、そんなお金もないし面倒くさがり屋の私には馬油(ばあゆ)がピッタリ。 みなさんは馬油ってご存知ですか?最近は雑誌やテレビでも取り上げられることが多くなったようですが、私はかなり前に両親が九州旅行に行った時にお土産で買ってきた物を見たのが最初でした。 母が「ちょっとにおいがきついけど、何にでも効くみたいよ。」というので、瓶を鼻に近づけてみると強烈な動物臭。「とても使えそうにないから私はいらない。」と言ったきり、この馬油のことはすっかり忘れていたのですが、ある時、気になっていた顔のシミを取るいい方法はないかとパソコンで検索していたら、この馬油に辿り着きました。会社の説明によると舞台で強いライトを浴びる女優さん達はどうしてもシミが出来やすいので、この馬油を使っている方が多いそうで、大きなシミほど早く取れ、薄いシミは薄皮を剥ぐようにゆっくり取れるとか。 こういうのを読んだだけで、すぐにシミが取れたような気になるのが女心。無臭の馬油も発売されていることを知り、早速ドラッグストアで購入し、顔に塗り始めました。これは人に話した事がないのですが、驚いたことに4日目でこめかみの直径1cm位の大きなシミのところの皮膚がびろんとめくれてきました。下からはピンク色の新しい皮膚。最初は何が起こったのか判らず、びっくりしてそのめくれた皮膚をそっとくっつけておきました。でも、どう考えても剥がれたということは、その皮膚を体が不要のものと思ったわけだから、恐る恐るくっついている部分をはさみで切りました。その後、下からの皮膚は綺麗に再生し、濃い色のシミはかなり薄い色になりました。 今回どうしてこんな昔の話を紹介したかというと、最近料理中に指を切ることが多くなって、つい先日も人差し指を深く切ってしまいました。血がたくさん流れてどうしようと思っている時、馬油を思い出し、すぐに塗りましたが、やっぱり良く効きました。かなりの傷口なのにすぐにくっつき、痛みも殆どありませんでした。シミの時もそうだったように、馬油が皮膚の再生に効くということを改めて実感した瞬間でした。昔、ガマの油売りなるものを聞いたことがあると思いますが、そのガマの油は馬油だったのではないかということです。 夏の間はベトベトするのがちょっと気になるので、お休みしてしまいますが、これくらいの季節になると馬油のお手入れ再開です。顔にそのまま塗って寝るのもいいけど、洗顔後に馬油を塗ってお風呂に入れば馬油パックになります。 ちなみに私の使っている物はソンバーユの無臭タイプのものです。お値段も手頃ですし、一家に一個あると何かと役に立つ強力な助っ人です。
|