しかし、どれも子供っぽかったり、可愛い過ぎたりでしっくりくる物が無く、デザインだけが優先のあまり自分を主張しすぎる様な時計も目障りです。 大袈裟ですが、私は古伊万里の柿右衛門手が好きなので、引き算の美とでも言いますか、削って削っていく中で余分な物を取り去った、必要以上に手の加えていない美しさをインテリアにも心掛けるようにしています。 そんな中で、たまたま見つけた、私の好みにぴったり合う、木味の素敵な屋久島杉の時計を購入しました。 Sさんのサイトでもよく登場する、岡崎製材のパイロットショップ『HELL-BENT』の壁に飾られていた屋久島杉の時計は、Nさんと言う方が定年退職後の時間を利用して作られており、岡崎製材にて購入した木材に加工を施し販売している物です。材料費と少々の酒代が出ればいいと言う信条の元、制作に励んでおられる様です。 他にも紫檀で作られた物もありましたが、さすがに仏壇などに使われるだけあって、重量がかなりあり、外れて上から落ちてきた時の事を考えて、軽い材質のこちらを選びました。 節が抜け落ちた後の穴がアクセントになっていて中々感じが良く、さっそくお気に入りに。
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