閉店だそうです。2008

朱色に色づいた柿がシンボリックツリーの様に黒い建物を惹きたてている炭火焙煎珈琲の店「茱萸茶屋(ぐみちゃや)」。この印象的な美しい姿を楽しめるのは、葉を落とした柿が、実をたわわに付けているこの時期だけのものです。
店内は外のイメージと違い、意外や意外、和箪笥が置いてあるなど和のテーストも。とは言っても、店主が女性のせいか、落ち着いた中にも華やかな明るい雰囲気が漂っていました。


 

このお店はカップを自分で選びます。横好きはカップがずらりと並んだ棚を眺めて、迷わず青い模様のカップをご指名。私はこういう時、お店の人がどんなカップを選んでくれるか楽しみなのでお任せ。
しぶ〜い陶器の器だったらどうしようと、ちょっとドキドキしながら待っていると、出てきたのは、紫がかった綺麗な模様のカップ。ちょっと嬉しいなと年甲斐もなく喜んでいると、横好きがカップの形を見て、「蕾みたいってことだね。」と珍しく優しい言葉。ますます有頂天になる私でした。
この茱萸茶屋はギャラリーも併設されていて、ちょうど12月3日まで太田優子さんの「うつわ展」が開催されていて、かわいい石鹸置きがあったので購入。ちゃんと穴が開いていて、水が落ちるようになっているスグレ物です。


全てカウンター席なので、初めてだともっと緊張するかなと思いましたが、店主が満面の笑みで迎えてくれ、緊張など何処へやら。
ゆっくり本など読みながら、美味しい珈琲を楽しみたい人は隅っこへ。おしゃべりしたい人は真ん中へ。そんな使い分けを楽しめるお店でした。

文 縦好き


炭火焙煎珈琲 茱萸茶屋
愛知県豊田市本田町63番地
0565-53-7426
10:00〜19:00
月曜・火曜定休
P有
 2006.12.02現在
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