これは期間限定の新作のデコポン。
下に隠れている牛乳ムースが美味しくてびっくり。
アイスのような、チーズのような、クリームのような・・・。
また機会があったら絶対食べたいケーキです。

生駒市の蕎麦屋から奈良市に向かう途中で偶然見つけた「川端風太朗」。こういう建物が大好きな私たちは、通り過ぎてから慌てて戻りました。一瞬、何の店かわからなかったのですが、入り口上の一枚板に書かれた「川端風太朗」の文字を見て、奈良の店を紹介している雑誌に掲載されたケーキ屋だと気付きました。



 
 

 
 

 
奈良県生駒市上町4184-4
TEL 0743-71-0591
9:00〜20:00(オーダーストップ19:30)
定休日 火曜日(祝祭日は営業)
HP
2006.1.29現在

 

この店は今日の予定に入ってなかったのですが、あまりにも素敵だったので急遽寄って行くことに。
お蕎麦を食べたばかりでケーキを食べるには早かったので、コーヒーだけにしようかと言いながら車を降りると、そこに偶然オーナーさんが。最初、近所のおじさんが犬の散歩でもしているのかなと思ったのですが、店の写真を撮っていたら色々と建物の説明をしてくれて、オーナーだということがわかりました。
この方、お菓子の業界では有名な偉い方なのかもしれませんが、お笑い芸人のように面白い話を交えながら、店のコンセプトやお菓子の材料への拘りなどを話してくれるので、ワハハワハハと笑っているうちに30分位経ってしまい、お腹もこなれたのでケーキも食べていくことにしました。


たまたま話の中で、豊橋のマッターホーンの話題になったので、「私はマッターホーン(店名)のマッターホーン(ケーキ名)が安くて美味しくて大好きです。」と言うと、「うちのケーキの値段を見るとびっくりするよ。」とおどけた表情で笑わせてくれました。店内に入ってケーキを見ると確かに殆どが500円以上。でも、フルーツが丸ごと一個分乗っていてかなり豪華。あれこれ悩んだ末に、販売が始まったばかりのデコポンと苺のショートケーキをコーヒーと一緒に注文することに。偶然にも苺は豊川市一宮町産のものでした。
ケーキを運んでくる女性店員の制服のベストがかわいくて気になったので聞いてみると、オーナーの奥さんの手作りでした。和菓子コーナーの、お菓子が乗せられている器も明治あたりの焼物だし、お膳などもよ〜く見るとアンティーク。どこを見ても手を抜いてないというか、遊び心いっぱいの店です。時間が早かったので、年配のお客さんが多く、静かな時間が楽しめましたが、午後は順番待ちになって、子供連れなどでとても賑わうそうです。
さんざんおしゃべりした後で、オーナーさんから「ところで、失礼ですがご職業はなんですか?」と聞かれた時は、またまた笑ってしまいましたが、私たちが何者か心配になったようなので、ただのサラリーマンですからご心配なくと言って帰って来ました。今回オーナーさんからありとあらゆる話を聞いたので、書きたいことはまだまだありますが、これは私たちの思い出の玉手箱にしまっておくことにします。お店については殆ど語っていませんので、詳しい情報はHPでご確認下さい。
宇陀市あたりだったか車で走っていると、「一語一笑」という店の大きな看板が目に入りました。「今日の会話はまさにこれだね。」と二人で話しながら、これからは「一期一会」より「一語一笑」の精神で行こうと思ったのであります。

文 縦好き

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