愛知県名古屋市瑞穂区汐路町1-20 052-841-1150 open 10:00〜19:00 2006・07・08現在

世界から注目を集めている若手デザイナーに設計を依頼し、あえて和からかけ離れたイメージ戦略で復活を目指す和菓子の桔梗屋。
正面の入口がまず斬新。通常、夜の商売でもなければ大抵の店は、全面ガラス張りの大きな出入り口があるが、この店はある意味外部との接触を遮断するかの様な細い通路から店内に入る。開口部を極力削ったこの建物は内外共に総漆喰仕上げで、まるで白い角砂糖のようである。
店内に入ると、まず目につくのはステンレスのオブジェ。これは上面中央から水が湧き出し、美しい模様を描いた前面を伝って下に流れ落ちる仕掛けになっている。そして、すぐ横と後ろ側にはLEDと思われる光が。これを受けてステンレスの壁面上に、屈折した光が踊る。
明治時代に一度は廃業した桔梗屋が、代々受け継がれてきたその技を今後も残すべく新しい店主が05年11月に第一歩を踏み出したばかりだ。
店内で上生菓子と抹茶をセットで頂くこともできる。





先日、仕事中に桔梗屋の横を通ったら、暖簾の名前が花桔梗になっている事に気が付いた。一瞬見間違いかなと思って、横のガラスのロゴも確認したら、やはり花桔梗。どうにも気になったので、今日は確認がてらお菓子を買いにお店に伺った。
選んだお菓子は桜餅と蕨餅、そして落花生にシナモンを振りかけ乾燥させたシナモンピーナッツ。和菓子屋らしくない、このシナモンピーナッツが意外にも美味しかった。
一番気になっていた店名の事をお店の方に確認すると、会社名は桔梗屋のままだが、屋号だけ、この3月から花桔梗になったそうだ。
前回のアップ時に書いてなかった定休日については、基本的に元旦以外は無休。

2008.03.16現在
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