京都市中京区両替町通二条下ル金吹町472番地の1
営業時間 お昼 11:30〜14:00 カフェ 11:30〜16:30
夜 17:00〜22:00(L.O 20:00)
075-213-4177
定休日 毎週水曜日
披露宴等で貸切になる時有
HP
2006.10.08現在

 

呉服問屋を改装した『たま妓』。たまきと読みます。さすがに大店だけあって、かなり広い造りで座敷も8帖と10帖。店の手前右がテーブル席のカフェコーナーで、奥が食事をするお座敷。私が行った時は生憎カフェコーナーが満席だったので、お座敷でコーヒーをいただくことになりました。
コーヒーに入れる砂糖は羅漢果からできた甘味料で、味はちょっと黒糖に似ていました。お客さん一人一人に丁寧に説明していて、よかったら舐めてみてととても親切。家に帰ってからネットで調べたら、カロリー0で甘さは砂糖の300〜400倍くらいだそう。お値段もかなり高価なのに、いいモノを使っていると感心してしまいました。
 
京都に限らず、最近は町家を改装したお店が多くなってきましたが、どの店も日本家屋のいい所を残しつつ巧くリフォームしてあります。私は元々伊賀の中心部の出身で、生まれ育った実家は小さな庭のある町家でした。町家と言っても商売をしていた訳ではないので、間口も狭く、階段が押入れの中にコンパクトに納められた簡素な造りでした。ご存知の方も多いかと思いますが、こういった造りの家はトイレや洗面が外にあり、かなり不便を強いられます。20年程前に両親が郊外に今風の家を建てたので便利な生活になりましたが、こういう家に来るとやはり懐かしさでいっぱいになります。
そして、もし自分で家を建てることになったら、小さくても中庭がある、町家風の家にしたいと思ってしまいます。日本独特の様式を残し、美しく再生された町家は、家作りやリフォームの良いお手本になると思います。



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