いいですね涼しげな縁側。
どんなに生活環境が変化しても、日本人にとって畳と縁側は切り離せないものです。スカッとした洋風の生活に対する憧れもありますが、やっぱりこういう所に来ると、何ともいえず寛いでいる自分を感じます。


かなり古い歌ですが、昔「あなた」っていうのがありました。
♪もしも〜私が〜家〜を〜建てたな〜ら〜・・、この歌では♪小さな窓と暖炉があるのよ・・とかわいい女心を歌ってましたが、さしずめ私は♪畳〜の〜へ〜や〜と縁側〜があ〜るのよ〜と歌いたいと思います。
 
そうは言っても昭和の中期(骨董風)生まれなので、暗すぎる和のイメージも何だかいやです。この月日荘はその辺をとってもうまく調和させています。たぶん、10代20代にとっては、この古民家自体がとっても新しく、私たちのようなちょっと上の世代には、古さの中に現代の物が上手に取り入れてある事に、ハッとさせられるのだと思います。
テーブルを敢えてミスマッチなアクリルにしてある所なんて、重くなりがちな日本家屋に透明感さえ与えていました。


販売している器はアンティークではありませんが、陶器やガラス等、どれもシンプルで和の雰囲気にしっくり合うものばかりでした。中でも、ガラス好きの横好きが手に取ったグラスに、とってもかわいいものがありました。色は何色とも表現し難いいい色。実は少し前に、小布施で色違いで買った横好きの手吹きのグラスを割ってしまいました。厚い造りだったので、いいかなと思ってお湯を入れたらピシッ!それから、横好き用のグラスの事がいつも気になっていたのですが、お値段もお財布に嬉しい1400円だったので、すぐに購入決定。

こんなに綺麗なグラスがこの安さというのが不思議でお店の方に訪ねると、東京の木村硝子店という業務用の硝子製品を作っている会社のものでした。もちろん、業務用ですから手作りではないのですが、この商品はもう廃番になるんですよと言われ、慌てて色違いの残りの一個も購入。お値段の高いブランドものに興味のない私にとって、久々に嬉しい買い物でした。お気に入りのグラスです。

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