東名高速・三ヶ日ICから車で約10分、浜名湖と猪鼻湖に挟まれた三ケ日町都筑のDonmai 京楽軒 三ヶ日。 雑木林を伐り出した小高い丘の上では銀鼠の大屋根の平屋とシンボルツリーの山桜が出迎えてくれます。 ここDonmai 京楽軒 三ヶ日は灯火器蒐集家でもある豊川の京楽軒のご主人が懇意にしている古道具商と二人で知恵を出しあって創り上げたそうです。シックな色合いの珪藻土で仕上げられた入口から一歩中に踏み入れると正面の信楽の古壷が目に飛び込んで来て、骨董好きのご主人の自慢げな顔が目に浮かびます。 豊川IC近くにある豊川店は和の雰囲気で仕上げられていますが、ここ三ヶ日店は灯火器やバンダチ、現代作家 内田鋼一氏の花器などをさり気なく配し、ゆったりとした刻の流れを楽しむ大人の食事処といった感じです。 開店して1年半、口コミでじわじわと噂が広がり、最近ではANAの機内誌「翼の王国」でも取り上げらたそうで、全国からここにわざわざ立ち寄られる方も増えて来たそうです。 私たちは予約不要のおまかせ料理(うな丼)を頂きましたが、同じ鰻でも豊川店で頂くのと違って2倍も3倍も贅沢な感じがしました。豊川店は日常使い、こちらの三ヶ日店はハレの日にでも予約をして鰻料理を食す、そんな使い分けをするのが粋かもしれません。
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