南信州の中心地・飯田市。ここは一本桜が数多く点在し、桜のシーズンともなれば必ずと云って良いほど訪れています。 今日は数年前から訪問予定リストに入れてあった素敵な『茶房木々』を訪ねました。お店は飯田市鼎の高台に在り、和菓子の赤門やの隣です。お店と云ってもオーナーのHさんが特別な改修もせずに自宅居間を開放しただけの自宅カフェです。玄関から室内に入ると木の持つ温かみが心地良く、吹き抜けや大きな窓の向こうにはテラス席が用意され、風越山や飯田の市街地が見えて気持ちがいいです。居間の奥には琉球畳を敷いた一段高くした一画があり、和箪笥や李朝の家具、布や陶磁器で室礼られていて古いモノが大好きな私にとっては目の保養になりました。他にも帳場箪笥、近江水屋やアフリカの木のモノなど、オーナーの審美眼によって選ばれたモノが置かれています。
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