リンク先、高原カフェ日和 のアスランさんが紹介されていた
瑞浪市の「カフェ 清涯莊」に行って来ました。国道19号線を恵那方面に向かい、JR中央本線釜戸駅に入る中大島の交差点を左折、県道65号(旧中山道)を大湫宿に向って進みます。 江戸時代の旅人は、こんな急な山道を歩いたのかと思いを馳せながら車を走らせる事約2キロ、右側に小さな「カフェ 清涯莊」への案内看板が見えます。少し進むと視界が開け10台程度が止めれる駐車場に到着です。 午前9時半過ぎに着きましたが、既に3台の車が居ました。標高は500M程の山の上、空気が澄み渡っています。 入口の門の所に敷地の案内図が表示してあり、カフェに行く2つのルートが書かれていました。直接お店に向かう@林道コース、A天空テラス経由の岩場コースの2つです。取り敢えず、直ぐにお店を見たかったので、@を選びました。途中に在る展望デッキからの眺めも最高です。 5分程歩くと見えて来ました、鉄筋コンクリート造りの2階建ての立派な建物が。
元々「清涯莊」は、昭和43年に約6千坪の広大な土地に名古屋鉄道の会長の別荘として建てられました。それを瑞浪市にあった「電力自由化支援機構株式会社」が数年前に買取り、フード事業部門として「カフェ 清涯莊」を2017年5月に開業しました。 因みに「電力自由化支援機構株式会社」の本社事務所はこちらの2Fに在ります。
入口の様子と案内看板、お店には2ルートで行けます
現在、カフェになっている部分は元車庫で、それを取り壊して新たに造作したとの話でした。 カフェ部分の設計を担当したのは「電力自由化支援機構株式会社」の社長の次男、多摩美術大学のインテリアデザイン学科を卒業しているので、お手の物だったと思われます。 この方の奥さんがカフェの料理を担当していますが、5年程ニューヨークで写真を撮っていたり、料理教室にも通っていたらしく、この方も只者ではありませんね。 開店当初は展望デッキ下のスペースで、勤めていた三宅さんと云う方がパン工房をやる予定だったそうですが、瑞浪市で自分のお店を始めると辞められ、今はそこからパンを仕入れています。
注文したのはモーニングセット。飲み物はオーガニック珈琲の老舗、京都 『玉屋珈琲』 の有機珈琲です。自家製豆乳ヨーグルト、サラダに3種類の自家製天然酵母パンやグルテンフリー米粉パンが付いて来ました。程よい酸味のコーヒーとふわっと柔らかな食感の米粉パン、相性も良くて美味しかったです。下の小屋では、烏骨鶏を飼うなど食の素材にも拘っています。 でも、やっぱりここの1番の売りはデッキから見える眺望ですね! 天気の良い日は午後3時頃に屏風山の向こうに名古屋の高層ビル群も見え、その先には伊勢湾の水平線が太陽の光による反射でキラキラ光って見えるそうです。
余談ですが、ここに来る途中、竜吟の滝の看板がありました。かつてこの滝には雄龍と雌龍が住んでいて、互いに唸り声を上げていたという伝説から由来したそうです。 龍の降臨時に起こる「雷」「稲妻」は稲にとっての恵みの雨を降らし、浄化はもとより、天からの電気が空気中の酸化を一気に還元し、浄化する働きがあると云われています。 地元の方にお話を伺うとこの辺りは雷がよく発生する場所だそうで、雷の「音」や「稲妻」が龍の伝説に結びついたのか等と想像を掻き立てられました。
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